真木よう子 運命の人 [真木よう子 運命の人]

ドラマ運命の人は西山事件という実在の事件を元にしています。真木よう子さん演じる女性事務次官三木昭子のモデルとなったのは、蓮見喜久子さんという女性。

美しくも影のある三木昭子が印象的で、モデルとなった蓮見喜久子さんはどんな方だったのか、実話はどんなだったのか調べてみました。
以下ネタバレありです。何しろ、26日にはドラマで判決ですからね!(笑)

蓮見喜久子さんは事件当時41歳。
外務相に勤務するきっかけはドラマと同じで、夫である蓮見武雄氏の病気が原因で外務相を辞し、不動産での家賃収入で暮らしていたのですが、妻の喜久子さんが夫の友人を通じて外務相に就職し、のちに事務官に抜擢されたようです。
やがて、安川壮政治担当外務審議官(ドラマ中では安西傑審議官)
の事務官になった蓮見喜久子さんは、以前の審議官時代から顔見知りであった、西山太吉記者(ドラマ中では弓成亮太)に食事に誘われ、バーで飲んだのちに近くのホテルで関係を結ぶこととなりました。
その後再度西山記者に呼び出された蓮見さんは、「ホテル山王」で肉体関係を持ち、機密書類の持ち出しを依頼。有名になった「情を通じ」のところです。
こうして西山記者は、蓮見さんから機密文書の入手に成功するも、沖縄返還協定が成立し、問題が収束していくと、西山記者は蓮見さんから離れていったとのことです。
その後、蓮見事務官は機密文書を渡したことを告白。西山記者が横路議員(ドラマ中では横溝議員)に渡した文書の決裁欄の印影から出所が安川審議官と判明。逮捕となったようです。
逮捕された西山記者はドラマとは異なり、情報源が蓮見事務官であることを供述。
毎日新聞は(ドラマ中では)毎朝新聞は「国民の知る権利」キャンペーンを展開。
起訴状の「女性事務次官をホテルに誘ってひそかに情を通じ・・・」で被告の関係が世間に広く知られることになり、毎日新聞には抗議が殺到。
毎日新聞は編集局長を解任、西山記者を休職としました。
一審の判決。西山記者は無罪。蓮見事務官は懲役六ヶ月、執行猶予一年。
西山記者に対しては検察側が控訴。蓮見事務官は控訴を見送り刑が確定。
西山記者は新聞社を退職、蓮見事務官は失職し、離婚となりました。
その後、毎日新聞からの慰謝料が予想の3000万より少ない1000万だったこともあり、週刊新潮に「私の告白」と題する手記を寄稿。西山記者との肉体関係を暴露しました。
そこには、生理中だった蓮見さんを半ば無理矢理とまで書かれていたそう。
西山記者の控訴は、一審とは異なり、有罪判決となりました、上告するも、最高裁は上告を棄却。西山記者は有罪が確定となりました。
この際、蓮見事務官は、
「西山が有罪になって嬉しい、司法は正しい判断をしてくれてとても嬉しい」
というコメントを弁護士を通じて発表したそうです。
蓮見事務官はその後消息は不明。ネットの噂では現在81歳でご存命だそうです。

蓮見事務官の写真はこちらのブログに載っておりました。
モザイク付きです。

これらの記事は
「週刊新潮」が報じたスキャンダル戦後史



に載っているようです。(未確認です。)

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